自治体のためのウェブサイト改善術─広報担当に求められるテクニックとマインド(時事通信社/小田順子著)
「自治体のためのウェブサイト改善術」がブックレットになりました
サイト構築テクニックから文章術まで、
元自治体職員の広報コンサルタントが、
行政の現場と民間の両方の視点で書いた実践的解説集です。
- 自治体サイトの膨大な情報をどのように整理・分類したらいいのか?
- コンテンツマネジメントシステムを導入する時は、どのようなことに注意すべきか?
- アクセシビリティ・ユーザビリティをどう取り入れるか?
- 災害対策にサイトをどのように活用していくのか?
- わかりやすい文章を書くには?
- サイト関連の経費は?
- インターネットの最新動向は?
……そんな、サイト担当者の悩みにこたえる1冊
『自治体のためのウェブサイト改善術』目次
第1回 「分かりやすさ」とは何か
―自治体広報の品質
- はじめに
- 「知らせたいこと」と「知りたいこと」
- 学術的な「分かりやすさ」の分類
- 計算機マニュアルの品質に学ぶ
- 想定読者ごとの分かりやすさのレベル
- 自治体サイトの分かりやすさの要素
第2回 自治体ウェブサイトの文章は公用文か
―自治体広報はPublic Relation
- 分かりにくいお役所文書の例
- 自治体の文書事務の基準
- 国の通達等の効力
- 法令文、公用文と広報文
- 140文字の広報文「ツイッター」
第3回 バリアフリー、アクセシビリティとは何か
―JIS X8341-3への対応
- 全府省へ改善勧告
- バリアフリーとウェブアクセシビリティ
- 企画・制作におけるバリアフリー化
- JIS X 8341-3への対応
- バリアフリーとは
第4回 「指針」から「達成基準」へ
―JIS X8341-3改正のポイント
- 2004年版改正の概要
- ワールドスタンダード
- テスタビリティ
- ジェネラリティ
- JIS X 8341-3を調達基準に
第5回 分かりやすいかどうかはユーザーが決める
―分かりやすいサイト構造とは
- サイトの目的を明確に
- 優先順位付け
- 階層を浅く
- 複数のルートを
- 住民目線で情報分類
- ユニバーサルメニュー
第6回 なぜ言葉は通じるのか
―分かりやすい文書・文章構造とは
- 書き言葉と話し言葉
- ワープロソフトとプレゼンソフト
- コンピューターに伝わる言葉
- 言葉はなぜ通じるのか
- 言葉だけでは伝わらない
- 言葉以外の要素
第7回 「起承転結」型の文章構造は分かりやすいか
―分かりやすい文章の書き方
- 分かりやすい文章構造とは
- 分かりやすい文とは
- 1文を短くするコツ
- ウェブ文章の改善例
- 自治体の取り組み例
第8回 平常時から使っていないものは災害時に使えない
―災害時のウェブ活用
- 地震発生時のウェブ活用
- 水害発生時のウェブ活用
- 企業との連携
- メディア連携
- 平常時と災害時の両方で機能する仕組み
- 備えあれば憂い無し
第9回 自治体のウェブ情報は住民の命を救うか
―生命にかかわる情報の書き方
- 災害時のサイト構造と文書構造
- 災害情報の文章構造
- 文の構造と用字・用語
- 最も易しい日本語
- 社会・文化的背景への配慮
- お役所言葉は外国語!?
- 災害時にウェブサイトは役立つか
第10回 自治体サイトの文章はなぜ分かりにくいのか
―社会生活に必要な情報と行政の施策情報の書き方
- 目的は「理解を得ること」
- 施策に興味を持ってもらう
- タイトルに工夫を
- 隠しマジックワード
第11回 ルールは誰が決めるのか
─自治体ウェブサイトの表記と著作権
- 漢字テスト
- 公用文と広報文
- 漢語と和語
- ウェブの文字表記
- ウェブコンテンツの著作権
- 著作権と引用
- 良いサイトづくりの秘訣
第12回 評価指標はアクセス数だけか
─自治体サイト改善のためのリサーチ
- 自治体サイトのユーザーは誰か
- ウェブサイト構築・改善の手法
- 測定・現状把握の方法
- アクセス解析、活用の三つのポイント
- トレンド─推移を見る
- ベンチマーク─比較する
- セグメント化─分類する
第13回 サイト評価はユーザーの声を聴くことなのか
―客観的・定性的評価手法
- 評価手法
- アンケート調査
- ヒューリスティック評価
- ユーザーテスト
- ウォークスルー評価
- ペルソナとシナリオ
- サイトの評価・分析にかける費用
第14回 サイト改善に必要なマインドとは
―導線設計と議論の手法
- サイトのカテゴライズ
- ラベリング
- 導線設計
- 集計・分析・議論の手法
- 資料 インターネットの基礎知識
第15回 自治体サイトに閉庁日は無い
―コンテンツマネジメントシステムの活用
- CMSの仕組み
- CMSに必要な機能
- CMSによる管理
- CMSのメリット・デメリット
- ウェブサイトを更新しない罪
第16回 サイトの設計
―サイト担当者に必要なスキルは何か
- サイト構築のロジック
- サイトの企画書
- 画面遷移図
- ワイヤーフレーム
- アジャイル開発
- ペーパープロトタイピング
第17回 サイト改善の財源とICT(情報通信技術)
―自治体も「稼ぐ」ことが時代の潮流か
- 自治体サイトとウェブ広告
- コスト削減策
- クラウドとは
- Web2.0─パラダイムの変換
- SEOの手法
- ガバメント2.0
第18回(最終回) リニューアル奮戦記
―自治体サイトの改善は一夜にして成らず
- ウェブマスターへの道程
- リニューアル前年の下準備
- リニューアルのコンセプト
- 委託事業者の選定
- 新型インフル騒動に学ぶ広報ラインの必要性
- 一人ひとりが広報パーソン
※現在、販売していません。
この書籍をテキストとして、自治体のホームページやソーシャルメディアの活用方法について学ぶ講座を開催していました
『地方行政』とは
発行:毎週月・木曜日発行(祝日を除く)
体裁:B5判 20ページ
内容:
“地域経営”に不可欠な深い分析、解説―「連載」「特集」
現場で奮闘するリーダーたちからの熱い提言―「道標」
自治体幹部、中央省庁や政党、民間企業、研究者など地方行政関係者必読です。
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