「お役所文書」はお手本になる?
週刊東洋経済「2021年8/7-14 合併特大号」に寄稿しました。
「隙がないビジネス文書は役所の文章を研究せよ」とのタイトルです。
そもそも、「役人が書くような、隙のない文章の書き方を解説してほしい」とのオーダーでした。
でも、本当に「隙がない」のかなぁ?
と私自身、疑問に思い……
Facebookで、
「これは隙がなくて手本になる!」っていうお役所文章、見たことありますか?
と、友達に聞いてみたところ、
- そんなの、万が一にもない(笑)
- 意味不明具合に隙がないお手本はよく見ます
- 「隙がない」ってどういう意味?
「取り付く島もない」って意味なら、そうだけど。
などなどのコメントが💦
そこで、結局、次のように書きました。
公務員の書く「お役所文章」は、非の打ち所がない。まねておけば、格式高く、隙のない文章が書ける――。もし、単純にそう思っている人がいたら、それは非常にキケンであることを、まずはお伝えしたい。
筆者は元公務員であり、数多くの「お役所文章」を読んだり書いたりしてきた。現在は独立し、文章の危機管理コンサルタントとして、文章の書き方に関する書籍を書いたり、コンサルティングや講演を行ったりしている。
そんな中で繰り返し目にするのは、ちょっとした勘違いによって、突っ込みどころのある「隙のある文章」を書いてしまっているケースだ。
これは役所だけではなく、企業も同じである。いったい、どこがキケンなのか、以下で解説する。
……続きは、「週刊東洋経済」の記事をお読みくださいね(笑)
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