「ほうれんそう」ができない症候群
「ほう・れん・そう」って何ですか?
・・・と聞かれた時点でめまいがしましたが、
気を取り直して・・・
「ほうれんそう」は、「報告・連絡・相談」という
ビジネスの基本のことですよね。
これができない・・・というか、
はき違えている大人がいることに驚きます。
例えば、
○○はどうしますか?
という問い合わせメール。
問い合わせを受けたほうが、
次のように答えたとしましょう。
どうしましょうかね。
AプランとBプランがあって、
それぞれこんな意図があって。
この回答を読んで、
あなたならどうしますか?
普通は、「自分はこう思います」とか、
「では、こうしましょうか」という答えを期待します。
「なぜですか?」と聞かれたら、
「~だからです」と答える。
「どういうことですか?」と聞かれたら、
「~ということです」と答える。
これ、私は小学校の国語の授業で習いました。
昨夜、30年ぶりに再会した、高校時代の友人も
「だよね?当たり前じゃん。なんか違うの?」と。
「どうしましょうかね」に対しては、
「こうしましょうかね」じゃないですか。
しかし・・・
結果は残念ながら、「ノーレス」。
これ、「相談」のつもりなんでしょうか。
単なる責任回避、サボりでは
例えば、
○○へのプレゼン、お願いね。
と言われて、プレゼン原稿(読み原稿)まで
用意してもらったら・・・
あなたはどんな準備と報告をしますか?
任務完了しました。
45分かかりました。
途中省略しましたが、
伝えたいことは伝えました。60分原稿のボリュームでしたね。
は?
読み原稿を用意してもらったのに、
読み時間を計らなかったの?
で、どこを省略したの?
「伝えたいことだけ伝える」なんて、
ビジネスでは、何もしなかったのと同じ
大事なのは、伝わったかどうか。
お客様の反応は?
アナタはどれだけ心をつかめたの?
報告するのはそこでしょう?
それじゃ、ただの連絡。
○○に決めました。
理由は××だからです。
おい 決めちゃったんかい
決めてから言われても、
どうにもならないでしょうが
そこは報告ではなく、相談すべきところ。
こういうことって、ひとつひとつ、
教えていくしかないんですかね。
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