試験やテストの不安から解放される言葉
- 次の試験、失敗したらどうしよう・・・
- テスト中にお腹が痛くなったりしたらどうしよう・・・
そんな不安を感じることはありませんか。
ついつい、悪い結果を想像してしまったり、
「失敗しませんように」なんて祈ってみたり。
脳科学や心理学などの本を読むと、
それはイケナイことのようです。
悪い状態を指す言葉を口にしてはいけない、
というようなことが書かれています。
それはどうやら、その悪い言葉が、
自分の潜在意識に、くり返し、くり返し、
働きかけてしまうから・・・のようです。
常に、ポジティブな良い言葉を使い、
文章は肯定形にするのが成功の秘訣!
なぁんて、教わったこともありますが・・・
それって、なんだか疲れるんですよね・・・
私がダメな奴なんでしょうか・・・
でもっ
「言語心理学」の書籍を読んでいたら、それとは逆で、
私に向いていそうな、「書く」方法があったので、
あなただけに、教えちゃいます~
それはね、
試験前に、試験に対する不安を書きだす
ことです。
それで実際に、「試験成績が向上した」という
実験結果があります。
どんな実験か、おおざっぱに書くと・・・
大学生に特殊なルールの計算問題40題を解いてもらうんです。
そのとき、実験の参加者は、次の2つのグループに分けます。
- 一部の学生には、テストの直前に、「これから行われるテストについて、不安に思っていることを自由に書いてください」と、10分間与える
- 残りの学生は、「不安を書く時間」は与えない
この結果、1.の学生のほうが、得点が高かったそうです(Ramirez & Beilock, 2011)。
そんなの偶然じゃないの~
いえいえ
不安が高い場合、ワーキングメモリの処理容量が奪われ、効率的な思考ができず、実力を発揮できなくなる
ということのようです。
なるほど
不安で頭がいっぱいいっぱい
・・・になるより、
問題を解くことに集中できるよ
ってことですね
カウンセリングの世界では、「筆記療法」
なるものがあるそうですよ。
これは、「書く」ことを通して、負の感情を軽減する効果を期待しているもの
だとか。
お試しあれ~
(以上、出典は、『言語心理学入門』福田由紀編著/培風館)
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