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わかりやすい文章を書くために、一番大切なこと

私はコピーライターじゃないので、
「売れる文章」を書くのは苦手です。
自分のことをうまくアピールする文章も書けない。

でも、「わかりやすい文章」には、ちょっとこだわりがあります。
正確に言うと、「わかりやすい」ではなく「わかる」文章。

生命や財産にかかわることを説明する文章は、
なんとなく「わかりやすい」感じがしたけど、
実はきちんと理解していなかった!
・・・ということでは困りますよね。

 

では、きちんと理解できるように書くにはどうしたらいいか。

書籍にはいろいろ書きましたが・・・














 

書いたことをまとめると、結局、もっとも大切なことは・・・

 

相手は今、どんな状況かな。忙しいかな。眠いかな。
相手はこの言葉を知っているかな。どう受け止めるかな。
どんな順番で書いたら、効率的に理解できるかな。
どう書いたら、返事をしやすいかな。

そんなことを考えながら書く。
それが一番、大切なんです。
ベタですが、「思いやり」なんです。
文章のうまい下手よりも、ずっと大切なことです。

 

でも、こっちだって疲れているとき、忙しいときはありますよね。
そんなとき、つい手を抜いて、わかりにくい文章になってしまう。

そこをぐっとこらえて、自分がつらい時でも、相手を思いやる。
それは、ふにゃふにゃとした優しさではなく、「強さ」なんです。

つまり、わかりやすい文章を書くには、
自分が強くなること
だと思うのです。

 

学生時代、こんなことがありました。

 

S子は、高校時代、最も仲の良かった友達の1人。
花の「女子大生」となった私たちは、
1年生の夏、2人で海へ遊びに行きました。

江ノ電に乗って、あれこれ話しているうちに、
彼女の足の親指の爪がないことに気づきました。

Ski

S子、どうしたの? それ。

ん? はがれた。

んなこたー、見りゃわかるよ。
いつ?

卒業旅行のスキーの時。

え? 一緒に行ったやつだよね?

そう。

え???
あの時、S子、そんなこと言ってなかったじゃん。

だって、言ってもしょうがないでしょ。
「痛い」って言っても痛くなくなるわけじゃないし。
それに、みんなが心配して
「滑るのやめよう」とか言い出すかもしれない
し。



ごもっともだけど・・・

このS子の武勇伝は、その後もいく度か炸裂。
ホントにハラハラ、ひやひやさせられました。

ビジネスならともかくさ、友達なんだから・・・
ちょっとくらい弱音を吐いてよね。

 

 

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