勝ち逃げの女王
『勝ち逃げの女王: 君たちに明日はない4』(垣根涼介著/新潮社)を読みました。
いや、喉の小骨が取れたような、
長年、心に刺さっていた棘が抜けたような。
Amazonの内容説明では、
大ヒット痛快お仕事小説第四弾!
業績の悪さを、景気のせいにしていませんか?
なんて書かれている。
なにより、帯がいいじゃぁありませんか。
どんなに時代が悪くても、仕事を頑張る人がいる
本書には、次の4つの短編が収録されています。
File 1「勝ち逃げの女王」
File 2「ノー・エクスキューズ」
File 3「永遠のディーバ」
File 4「リヴ・フォー・トゥデイ」
いずれもかなり読みやすい文章ですが、
ちょっと難しかったのが「永遠のディーバ」。
何が言いたいんだろう?
この人、結局どうするんだろう?
なんでこの人が登場するんだろう?
そんな疑問を抱きながら読み進めていたところ、
最後にガツンと来ましたね。
自分はどうありたいのか。
何を表したいのか。
何を、どう伝えたいのか。それを真摯に見極め、追求していく気持ちの強さ。
それこそが才能なのだ。また、その気持ちが強ければ強いほど、
培ってきたテクニックも凄みを増す。
・・・そうだ。・・・そうなんだ。
なんだか、モリモリ元気が湧いてきました。
ありがとう
「ノー・エクスキューズ」はまた、
別のところでネタにしようっと
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