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食べたことのない料理は作れない

拙著「公務員ための文章・メール術」に、こんなことを書きました。

 起案など公用文の書き方については、参考書がたくさんありますが、本書はそれらとは違った解説をしています。文章術の書籍にありがちな、「優れた本をたくさん読め」とか、「語彙を豊富に」、「良いフレーズはメモを取れ」、「新聞の社説を書き写せ」といった、手間のかかる文章上達法はいっさい書いていません。行政の職員に必要とされるのは、小説家やコピーライターのような名文を書くことではないからです。あなたにお伝えしたいのは、誰にでもできる、ちょっとしたコツなのです。

でもこれはね、役所の様々な事業を担う方向け。
一日中、窓口にお客様が見えて、
一日中、電話が鳴っていて・・・
そういう職場では、文章を書くことに割ける時間が少ない。
名文なんか、書く余裕はないのですよ。

 

一方、広報担当者はといえば、文章のプロです。
文章を書くことでお給料をもらっているのですから、
世間のライターさん、コピーライターさん、
新聞記者さんと同じ、文章の「プロ」なんです。

 

だから、「本を読んでいません」はダメです。
広報誌の担当なら、本を読み、ニュース記事を読み、雑誌も読みまくりましょう。

 

例えば・・・「アクアパッツァ」を作ってください。
作れますか?
写真をお見せします。

Aqua

これ、「アクアパッツァ」です。
写真を見れば作れますか? 

 

・・・食べたことがない料理を作るなんて、無理です。
だって、味がわからないでしょう?

本も読まずに文章を書き、それを人に読ませるなんて、とんでもない。
プロなら、人の書いた文章をたくさん読みましょう。

 
 

 

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