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自治体サイトのアクセシビリティ

自治体サイトのアクセシビリティ

配慮状況を調査したところ、
Aレベルはわずか16.1%だそうです。

Dレベル以下の自治体は36.7%と4割近い。

 

これは、2010年6月から8月にかけて実施された
「A.A.O.ウェブサイトクオリティ実態調査
 自治体編第5回」の結果です。

 

Aレベルはすごいのかと言うとそうではなく、

利用者にとって使いやすいウェブサイトを実現するためのスタートライン

なんだそうです。

実際、評価項目は、

 

  1. 画像に代替テキストがついているか
  2. 見出し、箇条書きなど文書を構造化しているか
  3. サイト内全体に共通するナビゲーションがあるか
  4. リンクテキストページタイトルは適切か
  5. ページ内の文字表記、表現は適切か

と、ごくごく基本的なことだけです。

全ページ中、1.ができているのが90%以上、
それ以外の項目がOKなのがが70%以上だとAランク。

う~ん。。。

 

参考までに、東京23区をサンプルとしてご紹介。
次の5区は「Aレベル」に到達している区です。

 

 
適切なページの割合
自治体名 到達レベル 画像代替 構造化 ナビゲーション リンク/タイトル コンテンツ表現
文京区 A-e 99.81% 86.03% 95.45% 84.64% 97.85%
目黒区 A-d 99.54% 91.78% 88.41% 98.07% 99.95%
大田区 A-d 98.62% 91.32% 89.70% 95.00% 99.61%
豊島区 A-e 99.11% 70.41% 70.37% 73.34% 99.84%
北区 A-e 98.92% 76.55% 57.36% 85.64% 98.53%
  

ちなみに、高評価だった自治体のウェブサイトは
全て1万ページ未満の小規模サイトだったそうです。

ページ数の多い大規模自治体サイトでは、ウェブサイト全体に管理を行き届かせることが難しく、古いページが削除されずに残っていたり、アクセシビリティの配慮が不十分になっていることが多いと考えられます。

とのこと。

自治体サイトは、アクセシビリティだけが
大切なことではないけれど・・・。

この辺も連載記事自治体のためのウェブサイト改善術/『地方行政』に書こうと思います。。。

 

この調査について、詳しくは「A.A.O.ウェブサイトクオリティ実態調査 自治体編第5回 集計結果発表」をご覧ください。

 

 

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