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『分かりやすい公用文の書き方』と事業仕分け

分かりやすい公用文の書き方―常用漢字表を収録』(礒崎 陽輔著、ぎょうせい)を読みました。

役所にいた頃は『文書事務の手引き』があったので、市販の本を読むことはなかったけど、今は「お役所ライター」ですからね・・・。
(いつからそんな名前に

 

ここのところ毎日、事業仕分けを見ている(Ustから離れられなくなる)と、通じるものがあるな~と感じました。

本書の冒頭には、こんなことが書かれています。

  

 

公用文の書き方の要点は、分かりやすい文書の作成にある。そう思っていない人がいるとすれば、公用文の書き方について、最初から勘違いをし ていることになる。

 

公務は国民や住民の支持の上に成り立っているものであり、国民や住民に行政の考えていることを分かりやすく伝えることは、 公務の中で 最も重要な仕事と考えるべきである。

 

きっと、事業仕分けも同じですよね~

 

  

ただ、

「公用文とマスコミ表記は違う、競合する」

という記述に考え込んでしまいました。

 

例えば、

AもしくはB

というとき、公用文では、

A若しくはB

と漢字で書くのが正しい表記なのです。

 

これはほんの一例ですが、ひょっとして
読めない人もいるのでは・・・

 


公用文は、法律や条例などをもとに書くので、
それらに準じた書き方をすべきなのでしょう。

でも、それを国民や住民に伝える広報紙やWebは、
マスコミ表記のほうがわかりやすいんじゃないかと
思うわけです。

 

公用文の表記ルールも大切かもしれませんが、
わかりやすい広報文を書くことって重要ですよね。

だからといって、2通りのルールを覚えるなんて、
ムリ、ムラ、ムダが発生する気がします。

 

・・・それを解決したいんですよね。ワタシ。

「分かりやすい」は、わかりやすくない。。。

 

 

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