迷惑メールを防ぐ方法 ―エンティティ化
迷惑メール、多いですよねぇ・・・。
ちょっと前までは、英文のタイトルで、あきらかにスパムメール、ウィルスメールとわかるようなものばかりでしたが、最近はうっかり開封してしまうものも多いです。
送信者名が、日本人の、しかもよくある名前で、タイトルも、「先日はお疲れ様でした」とか、「ご報告」とかだったり。
100%防ぐ方法って存在しないと思いますが、対策をまとめてみました。
メールアドレスをエンティティ化する
メールアドレスをそのまま公開してはいけません。
オフィシャルサイトなどで、メールアドレスを公開しなくてはいけないときは、mailto:というタグも含めて「エンティティ化」しましょう。
エンティティ化とは
文字を数値に置き換え表現する手法です。例えば「 a 」は
に置き換えると、データ上は
ですが画面には「 a 」と表示されます。不思議
こうすることで、メールアドレスを自動的に収集するプログラムから、メールアドレスを拾われにくくします。
エンティティ化できる無料ソフト
インストールタイプ『HTMLエンティティ生成』
私がよく使っているものです。
解説とダウンロードは HTMLエンティティ生成 ver2.10 へ。
Mac版 HTMLエンティティ生成 for Mac もあります。
「CGI総合情報サービス WebCraft」HTMLエンティティツール は、ブラウザからアドレスなどを入力して、エンティティ化できます。
すぐに消せるアドレスを作る
怪しげなサイトで何かを買ったり、登録したり、「これで儲かってウハウハ!」というような内容の無料レポートなどをダウンロードしたりすると、一気に迷惑メールが増えます。
とはいえ、怪しいと思わなかったからひっかかったわけですが。
そこで、仕事のメールや友人とのやりとり、しっかりした企業サイトでのショッピング以外で、メインアドレスを使わないほうが安全です。
どーでもいいアドレスを用意して、初めてのサイトでの買い物や、「無料」ダウンロード的なものにはそのアドレスを使う。
迷惑メールが来はじめたら、そのアドレスは消してしまう。
Yahoo!には、そんなアドレスをいくつも作るサービスがありますね。
それを利用してアドレスをたくさん作り、迷惑メールを送りつけている人も見かけますが
予想されやすいアドレスを作らない
ドメインはサイトURLを見ればわかります。
このブログなら、「csms-seo.cocolog-nifty.com」です。
これを
info@csms-seo.cocolog-nifty.com
webmaster@csms-seo.cocolog-nifty.com
とか、一般的なアドレスにすると、「info+ドメイン」で機械的に生成できてしまいます。
こういうのはスパムメールが来やすいアドレスです。
あとは、メールソフトの設定などでフィルタをかけてはじくくらいでしょうか。
これはみなさん、無意識にでもやっていると思いますが。
どんなメーラーでも、「迷惑メールを報告する」というような機能がついています。
それで、アドレスなど迷惑メールのパターンを、メーラーに学習させることができます。
でも、大事なメールも迷惑メール扱いされることもあるので、注意が必要です。
例えば、メルマガやML(メーリングリスト)などは、複数の人に一斉に配信するので、迷惑メールフォルダ行きの確立が高いです。
追記(2009/11/6)
メールアドレスを画像化して、迷惑メール対策をされているのを見かけますが、リンクタグの<a href="mailto:●●@●●●">を読み取られてしまいます。
ここも、mailto:も含めてエンティティ化したほうがいいですよ。
とはいえ、いったん公開してしまって、迷惑メール送信者にメールを収集されてしまってからでは遅いですが
役に立ったあるいは、もっと役に立つ内容、書けよ
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