子どもを伸ばす4つのルール ―子育ては「やさしい夢」
3歳まで脳をいじらずに温存した「感じる力」。4~7歳の間に鍛えた「直観力」。
これに対し、言語脳完成期8歳を過ぎると、「考える力」が急速に発達し始める。
これに続く、9~11歳の3年間は、この「脳の3つの力」の連携機能ができあがる時・・・なのだそうだ。
そして12歳の時に「大人脳」に変わる。
子どもが吸収する情報量は、大人のそれとはケタ違い。
いくら脳細胞が膨大にあっても、そのまま吸収し続けることは不可能だからだ。
大人になってから鍛えることができるのは「考える力」だけだとか。
そんなこんなで、『「しあわせ脳」に育てよう! 子どもを伸ばす4つのルール 』(黒川 伊保子著、講談社)は、子育てに必要な「脳育て」の知識を、わかりやすく、軽快な口調で教えてくれる1冊です。
いや、息子が今年23歳と20歳になる私には遅すぎましたが。
ただ、泣けてしまったのです。ボロボロと・・・。
黒川さんが、「ママと一緒の人生で、何が一番気に入ってる?」と聞いたところ、息子さん(当時14歳くらい?)は「絵本を読んでくれたこと」と。
そこで小1時間、絵本の話に花を咲かせ、調子に乗った黒川さんは、
「久しぶりに絵本を読んであげようか」
ところが息子は、「いや。いい」
黒川さんは号泣します。
断られたことが悲しかったのではなく、絵本を読んでやる子がいなくなっちゃったことが悲しかったからです。
「うちに子どもがいなくなっちゃったんだ。
子育て、終わっちゃった・・・」
そんな母を見てびびった息子は、
「そんなに読みたいなら、読む?」
子育て中は、何をあんなに忙しがっていたのだろう。
振り返ってみれば、毎日一緒にいただけで、何もしていないのに。
「あー、あなたともっともっと一緒にいればよかった」
「そうだね。小さい頃は、ずっとママの帰りを待っていた」
と言いながら、泣いているお母さんの背中をやさしくなでる息子。
黒川さんの涙の意味がわかる・・・
「あとがき」で大泣きしてしまったワタシでした・・・
子育ては「やさしい夢」だと黒川さんは言います。
もし、子育て中の方がこのブログをご覧になっていたら、どうか、毎日「やさしい夢」を見て、そして子育てを楽しんでくださいね
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