地震防災のお勧め本
兵庫県南部地震(=阪神・淡路大震災)で亡くなった方は、神戸だけで3,651人です。
亡くなった方の人数を年齢別に見るとお年寄りが多いのですが、20~24歳の死者も多い(図をクリックすると拡大します)。これは、神戸など被災地に大学が集中していたからです。
壊れたのは古い家や木造アパート。
耐震性のない建物に住み、家具に囲まれて寝ていた大学生が大勢亡くなりました。
「地震だ!火を消せ!」は、若い人にさえも刷り込まれている通説ですが、実は間違いなのです。
私はこういった「死なないための知識」をたくさんの人に知らせたくて、特に、息子たちのような若い人たちに知らせたくて、六本木でのイベントなど、色々な企画をしてきました。
最近お友達になった大学生から、「おススメ書籍はないですか?」というご質問が来たので、今日は「地震防災のお奨め本」の紹介です。
地震イツモノート―阪神・淡路大震災の被災者167人にきいたキモチの防災マニュアル (単行本)
これは、親しくさせていただいているNPO「プラス・アーツ」さんが、あの寄藤文平さん(タバコのマナー広告で有名ですね)にイラストをお願いして制作したものです。
独特のゆる~いイラストを使いながら、地震に遭うということがどんなことか、リアルに伝えてくれます。
地震は「もしも」ではなく「いつも」の心構えが大切。
大地震死んではいけない!──間違いだらけの「常識」にだまされるな! (講談社+α文庫)
「まず水・食料」は大間違い!
「すぐ火を消せ」は大間違い!
「歩いて帰宅」は大間違い!
今までの地震対策は間違いだらけ!
日本唯一の危機管理情報専門企業、レスキューナウに蓄積された過去の大震災の膨大な情報と資料に、最新の研究結果をプラス。
救急医療なども含めた具体的な知識やグッズなどの情報も満載です。
彼女を守る51の方法 (BUNCH COMICS)
コミックバンチで連載していた漫画。
今、東京で大地震がおこったら・・・ぞくっとしたり、泣けてしまったりと忙しいマンガ・・・。
作者の古屋さんとはイベントでご一緒させていただきましたが、実際に自分の足で歩いて取材しながら描いた力作です。
全5巻なのですが、うちの息子たちは続きが読みたくてイライラしていました。どうせ買うなら彼女を守る51の方法 (BUNCH COMICS) [コミックセット]で5冊まとめて大人買いのほうがいいかも。
地震で人を殺すな!(単行本)
早稲田商店会会長から国会議員になった「スーパーおやじ」と、耐震補強推進に立ち上がった有志たちが語る、大地震の恐怖と命を守る知恵。事前の準備が生死を分ける。 (「BOOK」データベースより)
早稲田のまちづくりの話や、小泉元総理と代議士になる前の安井さんの豪快なやり取りなどが書かれていておもしろいです!
発売当日に購入して読んでみたら、私の名前も載っていてびっくり
地震のことはなそう(絵本)
世界初!?地震の絵本です。
日本語だけでなく、英語でも書かれています。
耐震補強や家具固定の知識も、きれいなイラストを使ってわかりやすく解説しています。
・・・あらら?在庫切れ。
画家の藤田さんがものすごい美人(→関係ない)
非売品ですが、これもいいですよ
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