人と企業の真の価値を高めるヒント
社長さんに質問です。
御社の経営理念の一番目に、「顧客満足」を掲げている方、手を挙げて!
ハイ ハイ ハイ
御社の経営会議の一番初めに、「売り上げ報告」をするという方、手を挙げて!
ハイ ハイ ハイ
ブッ、ブッ~
それじゃダメなんですと。
それじゃあ、経営理念は口だけで、一番大事にしているのは「売り上げ」じゃないですか・・・ということです。
本当にお客様を第一に考えているなら、お客様の声をもとに、そこに示された課題を解決するための会議であるべき・・・と、私が言うと偉そうですが、これは、かの有名な「大久保寛司」氏の著書の言葉です。
以下、「人と企業の真の価値を高めるヒント」(大久保寛司著 中公文庫)を読んで、心に響いた言葉を。
-
企業の価値とは何でしょうか?
なにが最初に思い浮かぶでしょうか。やはり株価でしょうか。それとも他の何かを思い浮かべますか。
最近自分自身は「どれだけの人を幸福にしているか、世の中に役に立っているか、その総量ではないのか」と考えるようになりました。 (大久保寛司氏の言)
- 人を減らして利益が上がり、株価が持ち直したことを喜んでいるようでは、経営者失格である。
業績悪化で従業員の首を切るなら、経営者はまずその責任を取って腹を切るべきだ。 (トヨタを変えたと称される奥田会長の言葉)
-
大胆に現場に任せる。そのことが、従業員の能力を伸ばす最善の道である。
自分には力がないから、知恵がないから、学歴がないから、有能な人にお手伝いしていただく。 (松下幸之助氏の口癖)
私が役所にいた頃、大久保氏の講義を受け、頭をガツーーーンと殴られたような感覚に襲われました。
氏の著書には「お役所の反対をやるべし」という言葉もあります。
私が今やっていることは、お客様に価値を生み出すことにつながっているか?
心にグサッと刺さります。
お客様に利益をもたらさないこと、お客様にとって価値のないことは、すっぱりやめてしまえ!
・・・忘れかけていた大久保氏の言葉を、いつも傍らに置いて仕事をしなくては!
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コメント
大久保氏は、リッツカールトンや三重県政の立役者として有名なはずなのに、知らない方が多いのでビックリ
まあ、税金で大久保さんのセミナーを2回も受けた私が偉そうにいうことではありませんが
大久保さんは、役所には良心的な価格でセミナーをしてくださっていると聞いた記憶があります。
世の中を良くするためには、一番大切な組織だから。世の中に価値を生み出さなくては存在価値がない組織だから。
そしてその講演録は、ウェブ上でけっこう公開されています。
テープ起こし状態で一言一句詳細に。
「講演録 大久保寛司」あたりで検索すると出てくると思いますよ
投稿: csmsライター | 2008/11/04 00:32
これは絶対読まなくちゃ!
紹介どうもありがとうございます☆
セミナーは・・・迷う~!
投稿: どら | 2008/11/01 08:34