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『日本語練習帳』大野晋

 新聞でその訃報を知り、とりあえず一番近くにあった『日本語練習帳』(大野晋著、岩波新書)を読み返しました。

 私が受験生に教えてきた敬語の概念は、まさに大野先生が説くところの、会話の主体・客体と、動作の主体・客体の区別から理解するものでした。

 最近の日本語の乱れ。
 代表的なのが、クレヨンしんちゃんの「たまねぎ、食べれる~?」に象徴される「ら抜き言葉」。
 役所の人がよく言う「○○課長、おられますか?」

 大野先生はこう書かれています。

「人の話す言葉のどれが正しいとするかは、なかなかむずかしいことです。
(中略)
 私が「言葉の違いに敏感になろう」、「違い目について感覚のある人になりましょう」といっていることに注意してください。言葉をどう使うかは、その人が保守的な態度をとるのか、新しい態度をとるのかによって違う。それはその人その人なのです。これだけが正しい言い方などと簡単には言えない。
(中略)
 はっきりと表現するのは、単に言葉に敏感になるだけでなく、事実そのものをよく見る眼と心とが要ることです。はっきりと見てきちっと表現する心構えがなくては、言葉を的確に運用できないのですね。」

 言葉は何のためにあるのか。
 言葉の果たす役割は何か。

 もう一度考え直してみたいと思います。


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