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2008年1月

CSMS的ニュース ―ヤフー!の更新

 Yahoo! Search Technologyのインデックスアップデートが行われたようです(「Yahoo!検索 スタッフブログ」1月23日付けの記事より)

 若干の順位変動。
 例えば、「建設業許認可申請」というキーワードで1位だったページが4位に下落しました。
 でも、特にペナルティというわけでもないし、1位、2位は東京の行政書士ではないので、競合しない。
 ということで、放っておきます。

 それよりも私は、もうひとつのサイトのリニューアル作業を進めなくては!


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文章表現者たるもの・・・

 絵文字や顔文字、よく使いますか?

 私は、^^; とか、^-^ とかよく使います。
 お気に入りは へ(^0^)ノ

 それを非難する人もいますが、一方で、私がとても尊敬する方がこんなことを書いていました。

 やはり活字、とくにメールの世界は感情の行き違いが多々ある。
 何気なく書いたことでも、相手に違ったイントネーションで受け止められ、不快感を与えてしまう恐れがあるので、顔文字を使うのはいいことだと思う、と。

 確かに、顔文字を使うと楽。あれこれ文章を工夫しなくても、友好的な感情は伝えられる。

 しかし、ライターや国語の先生を気取る以上、そんなことではダメですね。

 やはり私がとても尊敬する文学者(もちろん、ライター的なお仕事も、日本語の先生もなさっている)に言われてしまいました。


 絵文字顔文字に頼らない文章表現者でありたい。


 ハイ。肝に銘じます・・・。


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正しくきれいな字を書くために

 『漢字筆順ハンドブック』(江守 賢治 著、三省堂)を買いました。

 常用漢字・人名用漢字を中心に、筆順のわかりにくい特殊な漢字なども含め全2810字。それでこのお値段はお得です。

 とてもコンパクトで持ち歩くのにも便利。気に入りました。

 この本のサブタイトルは「正しくきれいな字を書くための」。
 筆順が間違っていると、似ているけれど間違った字を書いていたりするし、何よりきれいな字が書けない。
 パソコンを使えば字のきれい汚いはわからないので、ライター業のほうはともかく、国語の先生業は、字がきれいではないとダメなんです。知っていました?

 私は国語塾の講師もしていますが、採用時(漢字テストも受けました^^;)に言われたことは「うん。字もきれいだし、合格です」と。
 え?そんなこともチェックされていたの?と、驚きました。

 ちなみに、私はいつも電子辞書(SHARPの「Papyrus」PW-AT750)を持ち歩いています。
 学生用ではなく先生用(?)で、日本語に関するコンテンツが豊富です。
 語彙については、2000年以降更新していない広辞苑より大辞林のほうが豊富とのこと。
 さらに、「俳句歳時記」、つまり「季語」などの辞典も欲しかったし、読めない漢字をペンで書いて調べられるのもミソ(・・・情けナイ???)。古語辞典や百人一首などもついているスグレモノです。

 電子辞書を買ったとき、「書き順を調べられる機能もないですか?」と店員さんに聞いたら、「それは中国語系の電子辞書じゃないと・・・」と言われてしまいました。

 というわけで、筆順はハンドブックで。

 しかし、ついに広辞苑も新しいのが出ますよね。なので、私の愛用の電子辞書はお安くなっていました・・・。

SHARP 100コンテンツ収録電子辞書Papyrus PW-AT750


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「申請」主義の年金「給付」

 参院選にも大きな影響を及ぼした年金問題。
 年金を受給されている方のみならず、若者も大きな関心を寄せているようです。

 この問題の解決策のひとつとして、「申請主義をやめて、給付対象者すべてにきちんと通知を出すべきだ」というご意見があります。

 この「申請」は、「申し上げ請う」と書きます。
 「給付」は「給わり付す」。

 「申し上げる」は「言う」という意味の「謙譲語」です。
 「給わる」は、「与える」の「尊敬語」または「もらう」の「謙譲語」です。

 つまり、「国民」が、「国」や「政府」に

「どうか年金を私にくださいませ。なにとぞよろしくお願いいたします」

と申し上げ請い、

「よろしい。では年金を給わり付すぞよ」

という感じでしょうか。

続きを読む "「申請」主義の年金「給付」"

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CSMS資格証明シール

 CSMS資格証明シールなるものが登場しました。

 名刺に貼れるサイズ(14mmx14mm)のCSMS資格証明シールができました。 あなたも日本における唯一のSEO資格、CSMS資格を証するシールを名刺に貼って、ビジネスチャンスをひろげませんか?

 とのこと。

 購入できるのは、CSMS資格認定者のみ。
 価格は1セット 105枚(5シート、各21個)で2,500円に送料500円で3,000円(税込)だそうです。

 ビジネスチャンスが広がる・・・かどうかは不明ですが・・・買ってみようかな。

CSMS資格証明シールの申し込み先(SEW Japan)

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CSMSライター的SEO ―PageRankに翻弄されるな!

 仕事仲間のブログのPageRankが復活しました。
 本人は喜んでいますが、そもそもPageRankに一喜一憂することはないのです。

 実はPageRankは毎日変動していて、Googleツールバーに表示されているものは3ヶ月に1回程度の「画面キャプチャー」的なものだというのです。
 バックリンク(=被リンク、外部リンク)もキャッシュしか表示しないとか。

 実際に、「Google Search News」で「GoogleGuy」(※注)が発言しています。

The external backlinks/PR that we show have at least a couple factors that complicate analysis.
 Googleが示すbacklinksとPageRankは、分析を複雑にする要素を持っている。…つまり、「そんな単純なもんじゃないよ」ってことでしょうね。

First off, they are a snapshot in time, and the actual backlinks/PageRank used for ranking are from a different time interval.
 それらはスナップショットであり、ランキングに使用される実際のbacklinkとPageRankは異なったスパンで計測している…らしい。

Another complicating factor is that we don't show every backlink on Google; we only show a subset of the backlinks we have internally.
 そしてGoogleは、すべてのbacklinkを見せるわけではなく、内部的に持っているbacklinksの部分集合を示すだけだ、と。

[One of the things we needed to do on our webmaster pages revamp was to go back and make sure it's clear that we only show a sampling of the backlinks we know about, not all backlinks.]
  Googleのウェブマスターツールで表示されているbacklinkも、「標本」…たぶんキャッシュを表示しているだけで、すべてのbacklinkでない。…と言い切っています。

 この後、要は全部をトレースするのは無理?メンドクサイ?…的な言い訳をしている感じで、

Just as a guide for people who don't eat and breathe WebmasterWorld, we typically show new backlink sample sets every 3-5 weeks or so.

 Webmasterツールを使わないような人(「あまりWebのことを知らない人」って言われている気もしますが)のためのガイドとしては、通常3~5週間、キャッシュのbacklinkを見せておく。

We have a bank of machines that computes PageRank continuously (and continually, I suppose; I wasn't an English major), but we only export new visible PageRanks every 3-4 months or so.

 また、常にPageRankを計算はしているけれど、目に見えるPageRank―つまりツールバーのPageRankでしょう―は、3・4カ月くらい更新しない…と言っています。

 不確実なデータに基づいて行き当たりばったりのSEOをするより、正しいコーディング、お客様の立場に立ったライティング、正確な情報に基づくマーケティングが大切・・・というところでしょうか。

※注 GoogleGuyとは
 「WebMasterWorld」などで、SEO対策やロボット対策などについて内部情報に基づいた詳しい書き込みしてくれる人のハンドルネーム。Google幹部ではないかと言われている。


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CSMS的SEO ―キーワードの選定

 SEOを意識して、ホームページやブログを運営している方。キーワードはどのようなものにしていますか?

 自分がねらったキーワードで上位表示させる知識やテクニックも大切ですが、それ以前に、キーワードの選定が重要です。

 私が作成している「社会保険・労働保険手続き代行、労務相談、労務管理(社労士顧問)」というページは、「社労士 顧問料金」というキーワードだと

  •  Yahoo! 6位
  •  Google 8位
  •  goo 8位

 です。

 雇用保険、健康保険などのキーワードでは圏外(50位以下)ですが、そのようなキーワードで検索する方は、「社会保険制度を調べて自分で手続きしようとしている人」である可能性が高いと思うのです。

 一方、「社労士 顧問料金」というキーワードで検索をする方は、「社労士」や「顧問」という言葉をご存知の会社経営者である可能性が高く、「社労士に顧問を頼みたいけどいくらするんだろう?」と思って検索をしていることが想像されます。

 さて、社会保険労務士としては、どちらが売り上げアップにつながるでしょうか?

 もちろん、色々調べてみて、「この社労士はとても説明がわかりやすいから気に入った!」と、お仕事につながることもなくはないでしょう。
 でも、アクセスの大半は、同業者のリサーチ・・・という可能性も。

 購入を検討しているお客様が、何を調べようとするのか・・・それを考え、キーワードの選定をするのがCSMSのマーケティング。
 逆に、既にご契約にいたったお客様に、

  • どの検索サイトを利用したのか
  • どんなキーワードで検索したのか
  • なぜうちを選んだのか

などをお聞きしてみるのもいいですよね。

 


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CSMSというスペシャリスト

 サヴァンとは、賢者、博識などを意味するフランス語で、特異な能力を持つ知的障害者を指すそうです(2008.1.4 読売新聞朝刊より)。
 映画「レインマン」でダスティン・ホフマンが演じた男性が有名です。

 シドニー大学教授のアラン・スナイダー氏によれば、「人はみな、同様の能力を潜在的に持つが、普段は封じ込めている」そうです。
 さらに、ロンドン大学教授のニコラス・ハンフリー氏は、「進化の過程で人類はサヴァンのような能力を積極的に放棄した」と考えているそうです。

 人類が集団を形成し、社会生活を送るうえでは、あまりに大きな能力はかえって邪魔になる可能性があるため、より抽象的で総合的な言語能力、対人能力を優先させたとか。

 というのも、人間が作る社会は実に多様な能力を人間に要求するからで、人間にとって大切なのは、狭い分野での特異な能力ではなく、異なる能力間のバランスだ、と。

 CSMSは、ライティングとコーディング、そしてマーケティングをトータルで考える(ことができなければいけない)スペシャリストだと思っています。まさに、「異なる能力間のバランス」ですね。


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Googleが邪悪になったら!?

 入国管理局がGoogleを使った不審者チェックを始める。Googleは、技術協力をするだけでなく、メールや検索内容などの個人情報を国土安全保障省に提供する―――これは『Googleが邪悪になったら』(コリー・ドクトロウ著)という近未来SFのお話。

 「グーグルは世界史上、最大かつ最強の人事興信所になった」

 これはSFではなく、オーストラリア・グラーツ工科大学のヘルマン・マウラー教授による報告書の一説だそうで。

 「情報を悪用し始めたというつもりはない。しかし、営利企業である限り、いずれ悪用を強いられる」とも。

 日本ではYahoo!を利用する人の方が多いようですが、世界的には圧倒的にGoogle。
 2007年8月米コムスコア社の調査では、Google 60.8%、Yahoo! 14.0%、百度 5.3%、マイクロソフト 3.5%。

(以上、読売新聞より)

  株式の時価総額は日本円にして約22兆円とか。グーグルは株式公開の際に「邪悪にならない」と宣言したそうで、それを受けての書籍の数々・・・のようです。

 確かに、一度Googleにログインすると、検索履歴から閲覧履歴から、何もかも見られていて怖い気がします。
 ログアウトしたはずなのに・・・ってこともあり。・・・怖。

 でも、Googleはドメインの新しい弱小サイトは相手にしてくれませんから、せめてアカウント登録し、自サイトを登録し、Webmasterツールを使う・・・というご機嫌伺いというか自己アピールは必要なので^^;

 Googleは被リンクもなかなか認識してくれませんが、Webmasterツールを使うと、実は認識していることがわかります。
 なので、Google対策はまず、アカウント登録から・・・ですね。そしてWebmasterツールとGoogle Analytics(=無料で高性能のアクセス解析)。「ローカル ビジネス センター」で地図登録。

 これらをやっていない!という方は、今すぐ!
 何から何まで見られていて怖い・・・ですけど。



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4-2 生命に関わる情報(レベル3)

2 生命に関わる情報(レベル3)

 例えば、「避難勧告」と「避難指示」では、後者のほうがより切迫性が高く、「避難命令」とも言い換えられるものだが、「勧告」という語は一般的に「行政が何かを強制するもの、上から強く命令するもの」というイメージがある。
 住民税などの滞納者に対する「催告書」を「カンコクショがきた」と表現する住民も多く、「勧める」という語自体が、行政文書において使用された場合は、違った意味を持つものと受け止められているようだ。
 そのため、「勧告」から「指示」へと移行した場合に、災害の状況が軽減したと受け止められがちである。

 この用語について、アンケート調査を行った。

 その結果、31人のうち4人が「避難勧告の方が、避難指示より危険度が高い」と判断した。
 アンケートの対象者は、10歳代から70歳代の男女31人で、私が所属している防災関連のNPO法人のメンバーとその家族である。防災に関する専門用語には詳しいはずだが、それでも1割が正しく理解していない
 人の命に関わる情報は、100%の人に理解できるよう発信すべきだ。

※アンケートの内容はすべて、別紙「アンケート調査報告」にまとめた。

 そこで、この結果と佐藤和之らが作成した『新版 災害が起こった時に外国人を助けるためのマニュアル』を提示し、区の防災担当者に、水害時の広報文を書き換えてもらった。
 書き換えたものは表9「風水害時お知らせ文言い換え」の「担当者案」のとおりである。

 表中、赤字になっているところは、理解が難しいと担当者が感じた表現である。青字はそれを言い換えたものだが、適切な言い換えが見つからずにあきらめた部分もある。

 このうち、以下の単語はレベル3の級外である。

2級

あふれる、あり、お~、大~、こちら、下がり、して、十分、住まい、住んで、増加、発表、必要、増えて、方(かた)、役所

1級

解除、区、洪水級外 警報

※ただし、佐藤和之らの研究室のホームページにある語彙表は、『日本語能力試験 出題基準』とは異なっている。(『日本語能力試験出題基準【改訂版】』(国際交流基金,財団法人日本国際教育協会,凡人社 2002)

 よって、言い換え例(レベル3)のように言い換えた。

 レベル3の言い換え例で赤字の部分は、理解することは困難でも覚えたほうがいい語彙である。

 佐藤和之らは、阪神淡路大震災で、周囲の人の「避難所に行く」という言葉の意味がわからずに、家具が散乱する自室に戻らざるを得なかった外国人の例を挙げ、<「避難(所)」や「余震」といった安全に直接関わる語や、状況を把握するのに必要な「震度」「給水車」といった語>は、<放送などで繰り返し使われるうちに、非日本語話者たちは自然に耳から覚えることとなり、やがてその音と意味は結びつくはずという学習効果を期待して>、積極的に用いることとしている。(松田陽子・前田理佳子・佐藤和之『災害時の外国人に対する情報提供のための日本語表現とその有効性に関する試論』「日本語科学」第7号 2000年4月)

 このような案文を作成するのには多大な労力と時間を要するが、災害が起こってからでは間に合わないため、日ごろから定型文を作成しておく必要がある。

表9 風水害時のお知らせ言い換え案

風水害マニュアル

担当者案

言い換え例(レベル3)

警報発表

 こちらは、○○区役所です。

 大雨・洪水警報が発表されました。
 河川の近くにお住まいの方は、河川の増水に注意してください。

 こちらは、○○区役所です。

 大雨・洪水警報が発表されました。
 の近くに住んでいる方は、水の増加に注意してください。

 こちらは、○○区役所です。

 大雨・洪水警報が発表されました。
 これから、たくさん雨が降るかもしれません。これから、川の水が増えるかもしれません。

 気をつけてください。

増水注意

 こちらは、○○区役所です。

 ○○川が増水しています。
 十分注意してください。

 こちらは、○○区役所です。

 ○○川の水が増えています。
 川の近くに住んでいる方は、十分注意してください。

 こちらは、○○区役所です。

 ○○川の水が増えています。
 川の近くは、危ないかもしれません。気をつけてください。

警戒水位突破

 こちらは、○○区役所です。

 ○○川が警戒水位を越えました。
 河川の氾濫(はんらん)に十分注意してください。

 こちらは、○○区役所です。

 ○○川の水があふれるかもしれません。
 川の近くに住んでいる方は、
十分注意してください。

 こちらは、○○区役所です。

 ○○川が警戒水位を越えました。
 ○○川の水がいっぱいになりました。
 川の近くは、危ないです。気をつけてください。

避難勧告

 こちらは、○○区役所です。

 ○○川が溢れそうです。
 川沿いの方は避難してください。

 こちらは、○○区役所です。

 ○○川があふれそうです。
 川の近くにお住まいの方は逃げてください。

 こちらは、○○区役所です。

 ○○川が溢れそうです。
 ○○川の水がいっぱいになりました
 川から離れて避難してください。
 川から離れて逃げてください。

避難解除

 こちらは、○○区役所です。

 ○○川の水位は下がりました。
 避難の必要はなくなりました。

 こちらは、○○区役所です。

 ○○川のは下がりました。
 逃げる必要はありません

 こちらは、○○区役所です。

 ○○川の水位は下がりました。
 避難の必要はなくなりました。
 ○○川の水は少なくなりました。
 逃げなくてもいいです。

警報解除

 こちらは、○○区役所です。大雨・洪水警報は解除されました。

 こちらは、○○区役所です。

 大雨・洪水警報は解除されました。
 これから、たくさん雨が降ることはありません。
 これから、川の水が増えることはありません。

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4-1 広報文の分類

第4章 行政の広報文を検証する

 「わかりやすさ」とは一般的に主観的なもので、同じ文章を読んでも、わかりやすいと感じる人とわかりにくいと感じる人は必ずいる。
 しかし、行政の発信する情報の受け手は不特定多数の住民である。行政内部の事務文書でなく、住民に直接的に情報を伝えること、そして理解を得ることを目的とした広報文は、何らかの客観的な基準や評価項目が必要だ。

1 広報文の分類

 まず、佐藤理史らの「日本語の平易度の3段階」を踏まえ、広報文を表8のように分類した。

表8 行政の広報文のレベル3段階
レベル 321
情報の内容

生命に関わる情報

日常生活に必要な情報

行政の政策情報

事業の例

防災、健康危機管理

税金、年金、健康保険など

区の財政、人事など

周知方法

すべての住民に平等かつ迅速に周知する必要がある

わかりやすく、詳細に説明することが求められる

必要であれば詳細な情報を入手できるようにしておく必要がある

広報媒体

防災無線、広報車、チラシなど

広報紙、ガイドブック、ウェブサイトなど

広報紙、ウェブサイト、パブリシティ、白書など

 以降、この分類の中で、行政の情報としては特に重要なレベル3と2について述べる。

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3-5 お役所用語は外国語 ―語用論的転移

5 お役所用語は外国語 ―語用論的転移

 伊藤は、第二言語を運用する際に、母語の社会文化的規範が第二言語へ転移する「プラグマティック・トランスファー(語用論的転移)」という現象について述べている。

 語用論的転移は、<第一言語と第二言語の社会文化的規範が異なっている場合に、第一言語の社会文化的規範を第二言語に当てはめると出現する>もので、例えば、断りの行為において、日本人はまず「お詫び」という言い訳をするが、アメリカ人は先にはっきりと断る。
 日本人は、アメリカ人の直接的な断りを不快に感じ、逆にアメリカ人は、日本人のあいまいな返事を不快に感じることがあり、コミュニケーションに支障をきたす。(伊藤恵美子『中間言語語用論の潮流―実例研究から実証研究へ、共時的研究から通時的研究へ―』「ことばの科学」第16号 2003.12 名古屋大学言語文化研究会)

 この第二言語を行政用語とし、母語を一般市民の社会生活で使用する言語と見立てると、一般市民が行政用語を読み聞きする際に、わかりやすいと感じるか否かは、その人の社会文化的規範が影響するのではないかと思われる。

 名古屋市議会議員の長谷川由美子氏は、2000年6月、市議になって初めて市に提案した際に、「研究課題とする」との回答を引き出した。その提案を市側が実施すると思いきや、先輩議員に「あれは"やらない"という意味だ」と言われ驚いたという。

 そこで、2001年2月の名古屋市議会定例会前後での質問に対する答弁内容について、その後の状況を調査した。

 調査結果は資料8のとおりで、提案内容の実施率に着目すると「研究課題としていく」と答弁したものについては0%である。

※注

 資料8については、卒論掲載の許可のみいただいたものであるため、ここでは公表しないが、その内容は、以下の答弁内容ごとに、事業の実施率を調査したものである。

  1. 「前向きに検討していく」と答弁したもの
  2. 「今後検討していく」と答弁したもの
  3. 「検討課題とする」と答弁したもの
  4. 「今後研究していく」と答弁したもの
  5. 「研究課題としていく」と答弁したもの

 調査結果は、それぞれ「実施済み」・「実施中」・「検討中」・「研究中」・「実施しないことを決定」の5項目のパーセンテージが示されており、1.は実施率が最も高く、2.3.4.と実施率が低下し、5.は「検討中」が10%、「研究中」が80%、「実施しないことを決定」は10%ともっとも実施可能性が低かった。
 お役所用語としては、「研究」や「課題」という答弁をした場合、その事業を実施する可能性は低いことがわかる。

 この調査結果を掲載した読売新聞の記事では、<「検討」との答弁があれば実施率は高い。しかし、同じ「検討」でも下に「課題」がついた途端、実現性は20%に落ち込んでいた>と分析する。(読売新聞「日本語の現場」第48回 2004年6月16日朝刊)

 「検討」「課題」「研究」という単語は、例えば言語学の論文を読んでも、これから実施しようとしている事柄について使用されている。しかし、行政の議会答弁においては意味が異なる。お役所文化に馴染んでいる人でなくては理解困難である。かといって、「それは実施しません」と即答すると、お役所社会においてはコミュニケーションに支障をきたすのであろう。

 このようなことも踏まえると、表記に関する規則や内容語の言い換え規則は、統一性により共通認識というわかりやすさを担保するものであろうが、伊藤恵美子が指摘する語用論的な要素も含んでいるように思われる。

 よって、第2章までの文を単位とするわかりやすさに、第3章の文書構造と語用論的側面も加味し、以下に行政の広報文を検証する。

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3-4 役所の常識は世間の非常識 ―語用論的側面

4 役所の常識は世間の非常識 ―語用論的側面

 高橋善文らが指摘する内容の品質を、マニュアルではなく行政の広報文に置き換えてみた。

 1.内容の品質・・・話題・コンテンツの選択時に決定

  1. 住民に伝達する情報は必要な内容か
     住民が知りたい情報と行政が知らせたい情報が異なることもある。行政側が知らせたいことは、政策的な内容かつ聞こえのいいことと、手続きをきちんとして欲しいことだが、住民が知りたいことは、身近な制度の基本的な利用方法や手当てをもらえるなど得をする情報である。
  2. 広報媒体の特性を生かした内容となっているか
     新聞や広報紙などアナログ媒体は高齢者には必要とされているが、若者は見ようともしない。ホームページなどデジタル媒体は、特定の住民しか見ることができない。
  3. 構成は適切か
     広報紙でいえば紙面割、ホームページはカテゴリであろう。

 この中でも特に、「知らせたいこと」と「知りたいこと」が異なっていると、表現の品質が確保されてもわかりやすい文章にはならない。しかし、行政と住民との意識のズレは様々な場面で見られる。

 私は現在(※2006年当時のこと)、保健所で予防接種を担当しているが、昨年は麻しん(はしか)と風しんの予防接種の制度改正があり、複雑な新制度の内容を住民に理解してもらうために苦労した。

 主な変更内容は次の2点である。

  1. 麻しん(略称:M)と風しん(略称:R)の単独ワクチンを1回ずつ接種
    →混合ワクチン(通称:MRワクチン)を2回接種
  2. 接種対象年齢は1歳以上7歳6か月未満
    →1歳児と就学前の1年間の児童に限定

 なお、麻しんまたは風しんのどちらかに罹患した児童はMRワクチンを接種できないため、罹患していないほうの単独ワクチンを接種することになる。

 このことをホームページや広報紙で伝えたところ、1件の苦情の電話が入った。
 電話の主は、「風しんに罹患したことがあるため、麻しんの予防接種を受けようと思った。そこで区から送られてきたMRの予診票を持って医者へ行ったところ、麻しん単独ワクチン用の予診票を持っていないと接種できないと言われ、無駄足になった」と言う。

 予診票は、無料で接種できる証であり、そういう意味では金券である。
 当然、そこに表示されている種類のワクチンしか接種できないものだが、それは「役所の常識」である。
 一般市民にしてみれば、「MR」は麻しん(M)も内包しているわけで、5千円の料金を1万円札で支払おうとしたら断られたような状態だったのであろう。
 「単独ワクチンを接種する時は、MRの予診票は使えないということを説明しないのは不親切だ」とお叱りを受けた。

 そのため現在は、ホームページに次の文章を表示している。

「※麻しん単独ワクチン及び風しん単独ワクチンを接種する場合は、MRの予診票は使用できません。区保健所、各保健福祉センター、子ども総合相談窓口(区役所3階)で単独ワクチンの予診票と引き換えます。母子健康手帳を持ってお越しください。」

 この例のように、「聞き手の知識を前提とする理解」を無意識に期待するような文章は、表現上のわかりやすさを心がけても、前提となる知識を共有していなければ、わかりにくいものとなってしまう。
 伊藤恵美子は、<社会的・文化的・歴史的側面は、語用的能力に深く関与している>と指摘する。(伊藤恵美子『中間言語語用論の潮流―実例研究から実証研究へ、共時的研究から通時的研究へ―』「ことばの科学」第16号 2003.12 名古屋大学言語文化研究会)

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