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CSMS的SEO ―構文チェック

 SEOSEMと言うと、検索結果の順位ばかりを気にする風潮がありますが、そもそも、Googleなどの検索サイトは、SEO自体を嫌っているという話があります。

 というのも、検索サイトは、そのアクセス数、ユーザー数が多ければ多いほど、高い広告収入を得ることができるわけですから、利用者の満足いく検索結果を返すことが最重要事項です。
 ユーザーとしては、探している情報がちゃんと見つけられる、しかも素早く見つけられる検索サイトを利用したいわけで、検索順位の上のほうがSEO至上主義の内容の無いサイトばかりでは、その検索サイトを使う気が失せます。

 検索サイトはユーザーの満足度をアップすることが大切なのですから、中身の濃いサイト、HTMLやXHTMLなどが正しく記述されているサイト、アクセシビリティやユーザビリティに配慮しているサイトを重視します。それが検索結果の上位に来るようなアルゴリズムを日々研究・開発しているわけです。

 一例として、私が作成しているサイトのひとつ、「届け出・手続き・申請は役所屋本舗 へ」をご覧ください。まだまだ手を入れる余地はたくさんあるのですが、時間がなく^^;
 右はじのスクロールバーを使ってトップページの一番下までスクロールしてみてください。
 何やら横文字でバナーが2つ付いています。これがW3C(※1)の認定バナーです。

 W3Cは1994年10月に発足したWWWで利用される技術の標準化を進める団体。
 その団体がWebサイト「役所屋本舗」のHTML構文とCSS構文をチェックし、問題のないサイトだと評価してくれました。
 そこで、「W3C HTML4.01」(※2)「W3C CSS」(※3)のバナーを張りました。

 このように、きちんとした構文で書くこと、正しいコーディングをすることもSEO的には大切なことなんです。

 今日も、CSMSの私が管理するサイトについて、「SEO対策をします。10位以内を保障します」という、典型的な営業電話がありました^^;

 「検索結果の順位を保証するSEO業者は信用してはならない」というのが、SEO業界の鉄則です。

※1 W3C(World Wide Web Consortium:ダブリュースリーシー)
 WWW技術に関わりの深い企業、大学・研究所、個人などが1994年10月に発足したWWWで利用される技術の標準化をすすめる団体。
 現在、マサチューセッツ工科大学計算機科学研究所、フランス国立情報処理自動化研究所、慶應義塾大学SFC研究所がホスト機関としてW3Cを共同運営しています。

※2 W3C HTML4.01
 W3C Markup Validation Serviceは、検証したいサイトのURLを入力することで自動的にHTML構文チェックを行ってくれるWebサービスです。バナーをクリックすると英語の説明になりますけど驚かないでください。

※3 W3C CSS
 W3C CSS Validatorは、検証したいサイトのURLを入力することで自動的にCSS構文チェックを行ってくれるWebサービスです。バナーをクリックしても日本語の説明なので安心です(笑)

 おまけ(HPのお勉強)

 「HTML(HyperText Markup Language)」とは、Webページを記述するためのマークアップ言語のことです。W3Cが作成している規格の最新版はHTML 4.01。

 「CSS(Cascading Style Sheets)」とは、Webページのレイアウトを定義する規格のことです。CSSを使うと、フォントや文字の大きさ、文字飾り、行間などの見栄えに関する情報を、文書本体や文書の論理構造を記述したHTMLから切り離すことができます。


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